ポラリスプレシジョン Blackbirdの追加仕様が発表
先週土曜日、話題の新技適対応市民ラジオBlackbirdの完成披露会「Blackbird TOKYO Reception」が開催された。会場には、直前に技適を取得したばかりのテスト機2機、ブルーのBlackbird Launch Edition とブラックのStandard Editionが持ち込まれた。
同日のプレゼンの中でBlackbirdの追加仕様となる機能が発表され、その中には今までの市民ラジオの常識を覆すものもあり、CBerの間ではBlackbirdの話題で二度目の盛り上がりを見せている。
発表された追加機能のうち代表的なものを以下の通り
・受信機能にSSB・CWモードを追加。AMだけでなくSSB・CWの受信もできる。
・受信バンドは3バンド 26~28.9MHz、50~54MHz(6m)、118~137MHz(AIR)
・スケルチ&逆スケルチ機能
受信モードにSSBが追加されたことで、コンディションチェックのために漁業無線局の気象通報を聞くことができる。また、AMモードでの市民ラジオの電波をあえてSSBモードで受信することで、ノイズや混信を回避することも可能だ。
受信バンドは市民ラジオ周辺の周波数だけでなく、アマチュア無線50MHz帯と民間航空で使われるエアバンドが加わった。コンディションが上がっていない時にエアバンドを楽しむという使い方も良いだろう。
また、ポラリスプレシジョン社が予告しているアマチュア無線機の開発は、50MHz帯や28MHz帯を狙っているのではないかという想像もできる。これについて、同社は積極的にそれらのバンドを検討中と回答していた。
いずれにしても、ますますBlackbirdへの注目が高まったことは間違いない。すでに、ブルーのLaunch Editionは予約数の上限に達しているが、ブラックのStandard Editionにはまだ数に若干の余裕があるようだ。