昨年のハムフェアで展示されて話題を集めたICOMの最新デスクトップ型受信機IC-R8600が3月末に発売されることが発表された。この受信機はSSB、CW、AM、FMなどのアナログモードの他D-STARやDCRなどのデジタルモードの受信にも対応している。
DCRが聞けるということもライセンスフリーラジオ業界的には話題のひとつだが、スペクトラムスコープとウォーターフォールが27MHz的には面白いのではないだろうか? カオスなバンドと知られる27MHz帯は我々の使う市民ラジオの8chの他に様々な電波が飛び交っている。何から発せられているのかも分からないが、27MHz周辺の周波数を可変しながら聞えてくるノイズの様子をIC-R8600なら視覚的に表示させて楽しめる。
もちろんこの手の遊びはSDR受信機+パソコンの組み合わせで簡単にできるのだが、通信機型のガジェットで聞く方が気分は盛り上がるだろう。所詮、自己満足の世界なのはご愛嬌。
その他の基本性能も既存の受信機から進化しているだろうICOM IC-R8600。いまから発売が楽しみなラインセンスフリーラジオユーザーも多いのではないだろうか。